
独立した男子と生活しやすい距離
息子が大学を卒業し、就職も決まって独立することになった場合、親と子供はどのような付き合い方をしていくのが理想的なのでしょうか?
親にとって子供はいつまでも、いつでも助けてあげられる距離にいて欲しいものですが…。
■ 独立した成人男子が近所に賃貸を借りて住む場合の自立距離とは?
息子が独立して自宅の近所の賃貸に住む場合、どの程度離れていれば、自立したことになるのでしょうか?
自立とは、自分の得た収入で衣食住を確保し、社会保険料を支払って、社会の一員として生きていくことです。
従って自宅との距離に加えて親との距離によって、本当の意味での独立とは言えない状態になってしまうこともあります。
どのような距離感を保てば、成人した息子を社会人として独立させることになるのでしょうか?
■ 独立した成人男子が近所に賃貸を借りて住む場合の近いメリット…一緒の食事や親による生活手伝い
独立して数年は、生活に必要な出費に収入が追い付かず、独立したとはいえ、経済的には大変です。
また、仕事にも慣れていないので、時間のやりくりもうまくいかず外食が増えたりしてしまいます。
成人した息子が自宅近くに住んでいれば、食事を親の家でしたり、洗濯や掃除などの生活に必要な家事の手伝いをしてあげることができます。
その為、遠く離れて心配しているよりも、ちょっとした手伝いをしてあげることで息子の生活が快適になり、親も気が休まるというメリットがあります。
■ 独立した成人男子が近所に賃貸を借りて住む場合の近いデメリット…近すぎると独立したことにならない、勤務先が遠くなり不便なことも…
独立したといっても、住む場所が変わるだけで、親との距離が短く、就職しているにもかかわらず、親に経済的な負担をかける、生活上必要な家事を母親に頼りっぱなしにしているという状況であれ親にとってのデメリットが大きく、息子本人にとっても良い状態とは言えません。
また、両親が勤務先よりも実家近くの住宅を進めた場合、息子本人にとってみれば、親の干渉が煩わしく、勤務先が遠くて生活がしにくくなるというデメリットがあります。
【まとめ】
独立した生活を続ける中で、ちょっとした手伝いを親にしてもらうことは、親にとっても、子供にとっても悪いことではありません。
従って、両親の家の近くの賃貸に住むことは便利な面もありますが、頼り過ぎ、やってあげ過という関係になると、真の独立とは程遠くなってしまい、親にとっても子にとっても良い状態とは言えなくなってしまいます。