
大学生で同居するメリット・デメリット
子供が大学生になり、大学が両親の家からは通えない地域にある場合には、両親が仕送りをしたり、子供が学業の合間にアルバイトをしたりして一人暮らしをしますが、大学が両親の家から通学できる距離であった場合は、両親の家から大学に通うことができます。
大学生になった子供が家で同居を続けている場合の親にとってのメリットとデメリット、子供にとってのメリットとデメリットにはどのようなものがあるでしょうか?
■ 大学生が両親の家に同居し続けることのメリットとデメリット
親にとって大学生になった子供が実家に同居し続けることのメリットは、結婚や独立までの期間、子どもの生活に目が届きやすい、子供の安全を確保しやすいということです。
得に、子供が女の子であった場合には、一人暮らしをさせると何かと心配の種が尽きないものですから、同居してくれていれば安心です。
子供にとってのメリットは、経済的に支出が少なくてすむということでしょう。
一人暮らしをすれば、親に仕送りをしてもらうとはいえ、家賃、光熱費、食費などすべてを賄わなくてはなりません。
また、実家にいれば、掃除、洗濯、食事の支度などを母親にやってもらえる、終電がなくなった時には父親に迎えに来てもらえるといったメリットもあるかもしれません。
大学生になって子供の世話をしなくなってホッとするはずだったのに…母親が感じるのであれば、それが母親にとっての大学生の子供が同居することのデメリットです。
また、子供の側から見るデメリットは、個人差はあるものの帰宅時間、入浴時間などの制限があり、自由な時間帯で生活できない、自分の生活に対して母親から干渉されるといったことがあるかもしれません。
■ 大学生が賃貸で一人暮らしをすることのメリット…自立できる、プライバシーが保てる
大学生が賃貸で一人暮らしをすることの子供にとってのメリットには、大学への通学が近いこと、誰にも束縛されず、自分の行動を決めることができる、自立心が芽生える、親に干渉されることがないといったものがあります。
一方親にとってのメリットは、子供に振り回されないですむ、お弁当作りがなくなり、食事の支度も楽になる、洗濯物が減る、部屋が片付くなどがあります。
けれどもその反面、風邪をひいて高熱を出しても自分で対処しなくてはならない、食事の支度をまめにしないと栄養状態が偏るというデメリットが子供にはあり、病気になってしまいか、事故にあっていないか、食事はちゃんとしているのかといった心配事に悩まされることや、月々の仕送りをしなくてはならないことが親にとってのデメリットでしょう。